とつろぐⅡ

A.B.C-Zに関する舞台·コンサート·の鑑賞記録

【阿呆浪士総括】

【リピーターの為の舞台演出】

出演者一人一人にストーリーがあって、敢えて描かれていないけれど、そのストーリーのヒントがちょこちょこ隠されているっていうのがあって

何回みても発見や答え合わせができる、リピーターを飽きさせない舞台だと思った。

 

お幸

お熊

内蔵助

喜多川

貞四郎

 

それぞれに描ききれていない裏のドラマを想像して、そうなんだろうなぁと観劇の時ではなく、

あとから色々思って、涙したり、切なくなったり。

そして、

その次に観劇して、やっぱりなぁ、ちょっとここのセリフがそれと結び付けている!

となったり。

やっぱりちがうな、都合よく考えすぎてたな

なんというかボディーブローの様にきいてくるぶたいだなぁと。

 

見る度に新しい発見や、感じ方ができ

また、終わったあとも、いろいろと考察できる、本当に面白い舞台でした。

 

もちろん笑って面白いし。

最後は、ふざけてる戸塚くんをみて、

爽快な気持ちで終わるわけだけど。

 

最後の最後戸塚くんは、爽快におわれたのかな?どうだろう?

 

大阪の大千秋楽は、最初から流れが悪いというか、演者同士のテンポ感が、合ってないなーって、

思うところが多々あり。

一八の帽子がとれたのもまた、そういう空気の中で起きたこと。

 

大丈夫かな?

楽だから浮かれてから回ってるのかな?

と思ったら、小倉さんの大爆笑の大事件。

 

松村さんのフォローがさすが過ぎて。

かっこいーとなった。

 

戸塚くんが、どう出よう、どうしようと、

考えてる所も戸塚くんらしくて。

ふふふ。

と、みてました。

 

この大事件は逆にむしろ、楽しかったので、

客的には満足よ。

 

1回飛ぶと、ほんとに、全部飛んでしまうものなのね。笑

 

まぁ、大楽1回のみの観劇の方にはちょっと可愛そうかもしれないけど。

なかなかのレア体験楽しかったです。

 

討ち入りに参加したのは赤穂浪士48名と大石内蔵助の併せて49名

内蔵助の配慮で、すずと黒兵衛は生かされ

残った47名が、歴史に名前を残した。

という設定。

お友達に瓦版屋の元禄堂は48人の中に入ってると話をしたけど、

違いますね。

元禄堂は、報道記者として現場にいただけで、

吉良の首をとるときは、参加していないし、切腹もしていない。

そう、私はうけとりました。

 

また、最後のシーン

八が切腹しに行くシーンのあと、赤穂浪士が亡霊のように行進?してるシーン

 

あれは、死んだ人を演出してるのか?

と思ってましたが、大阪公演をみておもいました。

 

あれは、貞四郎の頭の中を描いていると。

貞四郎が討ち入りしたメンバーに対する負い目を表してるのだと。

 

まぁ、あたしの勝手な解釈なので、

正解は貴方で。

人それぞれ感じたことが答え

答えはひとつでは無いのでね。